2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

直接民主制についての所感(1)─「国民投票法」と呼ばれる制度

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として名護市辺野古沿岸部を埋め立てる事業の是非を問う沖縄県民投票は、24日投開票され、「埋め立て反対」が投票総数の7割超を占めた。しかし、昨年暮れから始まった辺野古沿岸部への土砂投入は2日経った今…

ゴーン氏への追加報酬計上にみる「文学」

法律は何のためにあるのか。 個人あるいは法人は生活や事業を営む上で、それぞれの国の法律や国際法には従うことを求められる。もちろん、ただ従うだけでなく、条文を理解して各人の活動に遺漏が無いようにできればベストである。それは「法律を理解していれ…

ザ・国策捜査が目指すのは自動運転時代を見据えた「日産国有化」か

日産自動車は5日、臨時取締役会で4月8日に臨時株主総会を開くことを決議した。議題は①カルロス・ゴーン氏とグレッグ・ケリー氏の取締役解任②ルノー会長のジャンドミニク・スナール氏の取締役選任──に限定するという。一方、特別背任罪などで起訴されたゴ…

地方自治の「身体性」──沖縄県民投票をめぐって

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として名護市辺野古沖を埋め立てる計画の是非を問う県民投票が、今月24日に全県で行われることになった(14日告示)。「賛成」「反対」2択による実施に県内5市長が不参加を表明したことによる混乱は、「ど…

安倍政権時代と日産ゴーン事件

間もなく平成が終わる。勤労統計不正問題でかなり怪しくなったが、2013年以降の第二次安倍政権下で、日本経済はリーマン・ショックから立ち直りの道を歩んできたと喧伝されてきた。日経平均株価は18年中に2万4千円にタッチする山が2回あり、昨年1…